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鍵庄あんしん通信【海苔が持つ免疫力について】
今月は、【海苔が持つ免疫力】がテーマです。
海苔には、豊富な栄養成分が含まれています。
海苔に含まれるたんぱく質はアミノ酸値が大豆よりも高く、非常に良質であることが知られています。さらに海苔にはベータカロテンが含まれており、小腸で吸収されたベータカロテンは必要な分だけビタミンAに変換されます。そのビタミンAは皮膚や粘膜などの健康を保つ働きがあり、不足するとのどや鼻から細菌やウイルスが侵入しやすくなるため、風邪などの感染症にかかりやすくなるとされています。
他にもビタミンB1、ビタミンB2などのビタミンB群が海苔には含まれています。ビタミンB1は糖質、ビタミンB2は、糖質や脂質、タンパク質からのエネルギーの生成に関わってくる大切な栄養素です。不足すると疲労が溜まりやすくなるとされますが、海苔約3枚分で成人女性の1日の必要量が補えるとされています。
また、海苔の約3分の1は食物繊維で、 ほうれん草の約2倍近く含まれています。食物繊維には腸内をきれいにしてくれるはたらきがあり、コレステロールを吸着して体外に排泄し、発がん物質なども外に出すはたらきもあります。 そのため、動脈硬化症や糖尿病、大腸ガンなどの生活習慣病を予防してくれると言います。さらに海苔の食物繊維は水溶性のため、胃壁や腸壁を傷つけることなく穏やかな整腸作用を行ないます。
それ以外では、EPA(エイコサペンタエン酸)も海苔には豊富に含まれています。EPAには中性脂肪や悪玉コレステロールを減らしたりする効果があるため、動脈硬化を防ぎ、血栓症や心筋梗塞、生活習慣病の予防に力を発揮すると言われています。
そのため、海藻類のなかでも海苔は免疫力を高める食べ物だといえるのです。