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鍵庄あんしん通信12月号【ノロウイルスの正しい知識】

今月は、【ノロウイルスの正しい知識】がテーマです。

12月~2月くらいに、良く耳にするノロウイルス。

まず、ノロウイルスとは何なのでしょうか。

ノロウイルスは小型で球形、食中毒の原因となるウイルスです。感染力はとても強く、10個~100個のウイルス粒子で感染し、腸の細胞内で増殖します。

感染してから発症するまでの期間は1~2日です。主な症状はおう吐・下痢・腹痛で、おう吐や下痢は1日に数回、時には10回以上にも及びます。症状は3日程度で治まりますが、強い脱水症状を起こして症状が長引くこともあります。

感染経路は様々です。一番多いのは口からウイルスが入って来るいわゆる経口感染です。

例えば、ノロウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝を生で、あるいはよく加熱せずに食べた場合や、調理者や配膳者が感染していて、ノロウイルスに汚染された手指が触れた食材を食べることでも感染します。一昨年は海苔でも同様の事故が起こりました。

気になる感染予防ですが、残念ながらノロウイルスに対するワクチンは実用化されていませんので、予防法としては手からの感染を防ぐ意味で石けんを用いた手洗いが最も重要です。

特に、食事を用意する際や食事の前、トイレに行った後、いろいろな物に触れた後、外出後は手洗いが欠かせません。石けん自体にはノロウイルスを殺す効果はありませんが、ウイルスを手指からはがれやすくし、さらに水道水で洗い流すことにより、物理的にノロウイルスを除去できます。

指先や爪の間、指と指の間、親指の周り、手首などは特に洗い残しが多いので、意識して手洗いを行います。手を洗った後は、ペーパータオルなどでしっかりと水分をふき取ります。特に、周りに症状が出た人が居る場合は手を拭くタオルを共有してはいけません。

最後に、海苔の中にはノロウイルスは存在していません。

ただし、ノロウイルスに感染した人間が海苔を触って作業をした場合、感染する恐れがあります。

鍵庄ではそういった事故を防ぐため、感染者はもちろん、家族に感染者が居る場合も工場への立ち入りは一定期間禁止しております。また、作業場に入る前の手洗いの徹底、ノロウイルスに有効とされているアルコール消毒なども入念に実施しており、明石食品衛生協会が実施しておりますノロウイルス食中毒予防講習会も受講して対策に努めています。

ノロウイルスに対する正しい知識を持ち、これからも明石のりを製造していきたいと思います。